C Channelがスピーディーな調達と個人投資家との接点づくりを両立できた方法とは?

公開日:2023年5月23日
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「人と技術の力で 笑顔を作り 世界を元気にする」をミッションに掲げるC Channel株式会社は、メディア事業やeコマース事業を展開する、TOKYO PRO Market上場企業です。
2023年4月にSiiibo証券が運営するプラットフォーム『Siiibo』を活用し、オンラインでの私募による社債発行を実現されました。

本記事では、CFO東様への弊社代表小村によるインタビューを通じ、事業の特色や、社債による資金調達を選ばれた理由、社債発行にあたっての準備体制、そして今後への期待などをご紹介します。

お話をうかがった方:
C Channel株式会社 常務取締役CFO 東貴志様

「誰もが自分らしく輝ける機会を創る」ビジョン実現へ向けた事業展開を続ける

小村:まずは御社のビジネス内容について教えていただけますか?

東:C Channelは、2015年創業の企業です。元LINEの代表を務めていた森川(森川亮 代表取締役社長)が、当時各所で講演活動を行っている中で、子供たちの元気がないと感じたことをきっかけに、メディアを通じて日本をもっと元気にすることを目指して創設されました。
事業のターゲットとしては女性を中心としています。メディア事業では、女性のありたい姿を叶えるための『C CHANNEL』というメディアや、ママに向けた『mamatas』といったメディアによって、女性の葛藤や悩みごとの解消に貢献することを目指しています。また、EC事業としては、子会社を通じて女性向けのアパレル事業を展開しています。

小村:女性向けを軸として事業を進めていらっしゃるのですね。

個人の情報発信を応援する唯一無二のインフルエンサー事業

小村:次の成長エンジンとなるような、新サービスの開発も進めていらっしゃるとお聞きしておりますが、C Channelさんならではの取り組みとして、現在どのようなことに注力されているか教えていただけますか?

東:インフルエンサー事業がメインとなります。一般的に想像されるインフルエンサー事業は、有名なインフルエンサーの方とパートナーシップを結んでYouTubeやInstagramなどでサービスや商品の広告宣伝をするというものかと思います。
それに加えて弊社では、「ナノインフルエンサー」というフォロワー数が1万人未満の方々に登録してもらい、企業やブランドと出会う機会をつくり、良好な関係を深めるためのプラットフォーム『Lemon Square』を運営しております。ナノインフルエンサーの中には、有益な情報を発信してフォロワーに共感してもらいたい方が多数いらっしゃいます。Lemon Squareは口コミを増やすことで企業を応援することに主眼を置いていますので、インフルエンサーの方々には、サービスや商品を実際に使ってみてどうだったかについて、お金をもらっているからではなく自分の率直な意見として届けるように意識してもらっています。
現在、インフルエンサーの登録数は2万人を超えていて、更に現地展開しているインドネシアも含めると6万人を超えています。

小村:なるほど。個人的には、YouTubeでもチャンネル登録者数が数百万人というようなチャンネルよりも、どちらかといえばコアな、再生数も数万程度の動画を見る方が好きなので、お話をお聞きして、ナノインフルエンサーの方々の立ち位置は今後ますます重要になりそうだと感じました。

東:そうですね。フォロワー数が必ずしも多くなく、数千人から1万人程度でも、発信する情報を十分に役立てていただけるような世界の実現を目指して取り組んでいます。

小村:御社はTOKYO PRO Marketに上場されていて、スタートアップとしてのスピード感や柔軟性を持ちながらも、組織体制やガバナンスは上場企業として整えておられる点が特徴的だと感じますが、現在の事業目標や進捗状況を可能な範囲で教えていただけますか?

東:まさに今中長期の事業計画を立てているところですが、「オンラインでインフルエンサーの新しい職業を創る」をキーワードとしています。インフルエンサーの方を活用した広告など、既存の事業についても当然行っていきますが、弊社らしさとして、これからの10年で想像もつかない新しい職業を生み出したいと考えています。先程お話ししたLemon Squareはそのための入口で、もっと違った形をお見せしたいと思っています。我々が想う世界を実現するためには、速いスピードで事業を展開していく必要がありますので、メンバー全員で全力で取り組んでいます。

小村:私自身も一起業家として、創業当時の森川さんの根幹の体験である「日本を元気にしたい」という想いから、Lemon Squareを含めた様々な事業に一貫性があって、僭越ながら非常に素晴らしいなと感じております。

社債発行の決め手は着金までのスピード感

小村:さて、ここからは今回の調達に関するお話をお伺いします。東さんと最初にお会いしたのはIVS2022 NAHA(スタートアップカンファレンス)だったと思うのですが、そこからどのような流れで社債発行に関心を持たれましたか?

東:実は最初にご挨拶いただいた時には、Siiibo証券さんの取り組み自体も存じ上げていませんでした。お話を伺ってからも、当時はそこまで資金ニーズが強くなかったこともあり、正直なところ社債発行はまだ時期尚早と思っておりました。
そこからしばらく経ち、弊社で資金ニーズが出てきたときに、選択肢として新株発行によるエクイティファイナンス、銀行借入れ、そして社債の発行が挙がりました。エクイティの場合、時価算定や事業シナジーの確認といった一連の手続きもあり、時間がかかってしまいます。また、銀行借入れについても同様で、着金までの時間がかかることから、社債発行が視野に入ってきました。そこでSiiibo証券さんにお話をさせていただいたというのがきっかけです。

小村:東さんはCFOとして、様々な調達方法を検討する中で方針を決定されてきたと思うのですが、比較する中で他の調達方法に対して課題に感じたことはありましたか?

東:やはり時間の部分が一番大きいです。月単位で会社の状況は一変してしまうので、調達までの時間を最優先で考えていました。Siiibo証券さんにご相談してみて、そんなに早く調達できるのかと率直に驚きました。
また、社債発行の場合は、株価を気にする必要がないというところもメリットだと感じました。

小村:株価やバリュエーションに影響しないという点は、デット全体のメリットとして、他の発行企業様からも挙げていただくことが多いです。エクイティ調達の場合、一度決まってしまった時価にどうしても左右されてしまうため、株価の妥当性が論点になってしまいます。一方で、デットは比較すると金利が極端に大きくぶれるものではないので、どのタイミングで行ってもプライシングの議論にあまりならないというのは、確かに大きなメリットの一つです。

東:弊社はTOKYO PRO Marketに上場していますが、流動性が低い市場のため、株価の妥当性に対する議論に日々直面している立場からすると、非常にありがたい点でした。現在の時価を証明するために時間がかかるというのは、他のTOKYO PRO Market上場企業や非上場会社に共通の悩みかと思います。時価の妥当性を説明できた後も、投資までの検討時間がありますので、スピード感がどうしても落ちてしまいます。このような状況で、調達金額の規模や、調達までがスピーディーであるということを最重視した結果、今回のSiiibo証券さんとの取り組みに繋がりました。

小村:ありがとうございます。
社債発行にあたって、Siiibo証券にサポートを期待されていた部分はありましたか?

東:やはり取り組みから着金までのスピード感を重視していました。社債発行は行ったことがなかったので、どのような手続きが必要なのか分からない部分がありましたが、実際に取り組んでみると作業もそれほど多くなく、迅速に発行まで進んだという印象です。発行を意図してから、手続きを開始して、着金までが期待以上にスムーズだったことや途中の手続きについてもしっかりサポートしていただけた点は、Siiibo証券さんのメリットだと感じました。

小村:嬉しいお言葉をありがとうございます。御社は上場もされていて開示体制も整っていらしたので、弊社としても非常に審査プロセスを進めやすく感じておりました。

東:ちなみに、IR資料が開示されているかどうかで、御社としてもスピード感は大きく変わるものなんですか?

小村:そうですね。財務情報の確からしさを担保するために、外部の監査法人さんによる財務DDを受けていただいているので、その部分の時間はかかります。未上場の企業さんの場合、事業フェーズによってガバナンス体制がそれなりに変わってくるので、御社のケースよりもプロセスが少し長くなってしまうことはあります。

CFO一人体制で社債発行準備は完了

小村:さて、先程社債発行までスムーズだったと仰っていただきましたが、今回御社では、発行までの準備をどのような社内体制で行われていましたか?

東:実際私一人で動いていたので、リソース自体はあまりかけていないです。弊社の規模感や、IR資料が既にあるということで、ほとんどSiiibo証券さんの担当者の方とのSlackを通じたやり取りだけで、必要な準備を進められました。
あとは社内タスクとして、取締役会に向けての準備がありましたが、そこは元々自分の職務でしたし、全体としてやるべきことは非常にシンプルでした。

小村:なるほど、ありがとうございます。最後に仰っていただいたのは、社債発行にあたっての取締役会決議についてですね。こちらもスムーズに進みましたか?

東:取締役会では多くの質問や意見を頂いて、審議時間をしっかりかけました。Siiibo証券さんの紹介から始め、今回の取り組みの趣旨を伝えた上で、想定している発行条件を整理することで承認を得ました。結果としては、取締役会での健全なガバナンスが効いていると言えますね。

小村:仰るとおりですね。
その他に、社債発行プロセスの中で弊社に改善してほしい点がありましたら、教えていただけますか?

東:今回私の方で改善点として感じることは特になかったですね。どちらかというと、私の連絡が滞ることが多かったので、御社のご担当の方から心配されていたかもしれないです(笑)。
実はギリギリのタイミングで発行条件の見直しについてSiiibo証券さんにご相談させていただいたところ、条件変更した場合に発行金額の期待値がどのように変わるかを、その日のうちにご回答いただけたので、その点も非常に良かったです。

小村:ありがとうございます。

社債発行を通じて個人投資家との繋がり拡大へ

小村:合わせて、資金調達そのもの以外で、社債発行を行って良かった点があればお聞かせいただけますか?

東:弊社はテクノロジー企業ではありますが、ミッション(「人と技術の力で 笑顔を作り 世界を元気にする」)にもあるとおり、人を軸として、技術力を使って人が活躍できる世界を目指しているビジネスです。
TOKYO PRO Marketに上場していますが、まだプロ投資家と呼ばれる方(特定投資家)との繋がりを作るところまでは実現できていないので、今回の社債調達で個人投資家の方々と繋がれたのは良かった点でした。特に、投資いただいた方からのフィードバックコメントも拝見できましたので、消費者であり投資家である個人の方々の率直な意見を直接聞けたのは、弊社にとって大きな一歩となりました。

小村:ありがとうございます。弊社のユーザー様の中には、特定投資家登録されている方も一定数いらっしゃるので、TOKYO PRO Marketを含め特定投資家向け市場がどんどん広がっていくといいなというのは私も感じているところです。

さて、御社とはぜひ中長期的なお付き合いをさせていただきたいと考えておりますが、最後に何か弊社に期待することなどはございますか?

東:御社のサービスは非常に明瞭で、手続きもシンプルなので、もっと使える企業が増えるといいなと感じています。今回私が改善点と感じることは特になかったのですが、今後も更に使い勝手を良くしていただけると、利用される企業も増えるのではないかと思います。御社のプラットフォームが大きくなっていき、より多くの個人投資家の方と繋がれるようになると、弊社としても資金ニーズが発生した際にはまたご一緒したいと思いますね。

小村:ありがとうございます。仰っていただいたとおり、参加される投資家様が増えることで、自ずと企業様への提案の幅も広がってくると思いますので、引き続き第一優先で取り組んでいきたいと考えています。
今後もご期待に添えるよう邁進してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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